生前遺品整理は、ご家族に対して万が一のときのことを事前に準備することができるだけでなく、身の回りのものを整理して快適に老後を過ごせるなど、メリットがたくさんある終活です。
もちろん、生前遺品整理はメリットばかりだけでなくデメリットも存在します。
ここでは生前遺品整理のデメリットについて解説します。
業者への依頼や処分に費用がかかる
生前遺品整理でも通常の遺品整理でも言えることですが、業者に依頼して遺品整理を行うと費用がかかります。
ご自分で生前遺品整理を行う方もいらっしゃいますが、家具などの大きなものや、一度に大量のものを処分するとなるとどうしても費用がかかってしまいます。
一度に全てを処理するのではなく、何回かに分けて遺品整理を行ったり、大きいものや財産にまつわるものを整理するときに業者に頼るようにしましょう。
慌てて作業してしまうと、本当に大切なものも不要なものと一緒にうっかり処分してしまうかもしれません。
時間・労力がかかる
「いつかは捨てなきゃと思っていたものでいつの間にか家が溢れていた」という場合などは、生前遺品整理を行うときでも時間がかかってしまいます。
特に、家具や家電などの大きなものを処分するとなればすぐに業者に引き取ってもらうのは難しいですし、ある程度自分で行うにしても時間と労力がかかります。
また、遺品整理は物を処分するということだけでなく、相続などにまつわる書類などを整理する作業も行う場合が多く、その手続きなどに時間がかかってしまうケースもあります。